チャクラを治療することで明らかの体の機能的障害から精神的不均衡にいたるレベルの治療が可能である。
身体レベル
けがや外傷における問題の治療は通常の治療を行うことは有効です。エネルギーのうっ滞(西洋医学的には血管、神経、リンパのうっ血という)によって引き起こされる反復される身体の痛みは鍼灸、マッサージそして理学療法によって軽減させることができる。チャクラシステムを使った身体レベルの治療には驚くほどの効果が得られる。
エーテルレベル
チャクラの不均衡によって引き起こされる身体の症状はエーテル体を通して治療できる。例えば変形性関節炎、脊椎の変位そして末端関節の位置のずれ、不適切な食習慣、胃腸の異常などであるが、これらの治療は通常の理学療法、オステオパシー、カイロプラクティック、姿勢矯正、ゼロバランス、クラニオ、鍼灸、指圧、ハーブそしてホメオパシーなどでも治療できる。しかしながら、力を使う治療よりもさらに微細なレベルのバランスをとる治療も選択することができます。すべてはエネルギーであり身体が自然に治癒することを理解するとより穏やかで繊細な治療法を使用するほどより良い効果が現れます。繊細な治療を用いると治療後の痛みや副作用が起こりません。
感情レベル
多くの病気は感受体から始まることを理解して対処することが重要です。治療に該当する症状には循環器系、神経系、胃腸系、腎臓系、呼吸器系そして筋肉系の症状です。脊椎病変の有無にかかわらず腰痛や背上部の痛みを訴える患者を詳しく調べるとその原因がストレスや否定的な感情によって引き起こされていることがわかります。これらに対する治療には針、指圧、リフレクソロジー、クラニオ、カラーヒーリング、サウンドセラピー、ヨガ、瞑想、レイキ、ラジオニックスそしてホメオパシー(30cから1M)がある。
チャクラの感情体レベルの治療でボディーワークを介して行うことが多いのですが、手を接触させることでこのレベルに影響を及ぼすことができる。
精神体レベル
身体的不均衡および精神の不均衡のほとんどは精神体に起因している。この不均衡は精神体自体の内部に起因する場合もあれば、感情体の不均衡あるいはより細かく精妙なレベルの不均衡によって引き起こされる。うつ病、恐怖症、恐怖、不安、一部のアレルギー、パラノイアの症状は精神体レベルの不均衡から生じる可能性がある。治療法にはヒーリング(接触、遠隔)、催眠療法、瞑想、レイキ、ヨガ、視覚化、ラジオニックス、サイコセラピーそしてハイポーテンシーのホメオパシー(10M+)がある。マッサージ、指圧、反射療法、鍼治療などは精神体の不均衡に対して有効であるが、それを可能にするためにはチャクラを介して精神体を繋ぐエーテル体および感情体の経路を浄化してバランスを回復させてから治療する必要がある。それによってより高次の治療が可能になる。様々な治療法にチャクラシステムを利用して治療してエネルギーバランスを回復させると人の全体を治療することになる。有能な鍼灸師やホメオパスに彼らの治療に何が一番治療に重要であるかを尋ねると「精神的イメージ」が最も重要であると答える。
身体のバランスがより繊細であればあるほど、必要とされる治療もより繊細なレベルの治療が必要となる。すべてはエネルギーであり、身体が最終的には身体が自ら治療すると理解したとき、治療方法はより穏やかで微細なほど良い効果が得られる。
真の癒し
上記した治療のすべては有効であり、ヒーリングに使用してきた。しかし、チャクラを通したヒーリングの世界に入ると患者の病気や症状の原因にアプローチすることができるため「真の治癒」にかかわることができるようになる。ほとんどの病気の根源は感情にあるため、チャクラバランスを整えて治療することのみによって問題の原因を分類し、治療することができる。個々のチャクラのバランスと治療は身体的および感情的症候群のいくつかの基準に基づいて実施される。症状は施術者にとってどこに問題があり、何が問題であるかを示すサインである。チャクラを介した治療によってすべての症状のバランスが取れ、治癒する。ホメパシー、オステオパシーなど様々な実践的なセラピーの方法はすべてチャクラエネルギーシステム内で対応されている。
治療基準
- チャクラに関連する身体部分の明らかな不均衡。例としては、肺に関連する症状に対しては喉のチャクラを使用する
- 明らかな内分泌腺の異常とチャクラの関連。例えばエストロジェンの分泌異常は第二チャクラの治療を行う。
- 特定のチャクラに関連する骨格の不均衡。例えば心臓の位置にある胸椎の病変をハートチャクラで治療。
- 特定のチャクラに関連する明らかな筋肉の不均衡。例えば大腰筋の不均衡を第一チャクラで治療。
- 特定のチャクラに関連する明らかなあるいは微妙な感情の不均衡。例えば、第六チャクラの眉間で扱われる怒りや激怒尾
- 脈診を介して感じられる特定の経絡の治療。例えば第二チャクラで脾経の治療。
- チャクラが不均衡な状態にありバランスを取らなければならないという治療者の微細な感覚による認識。治療者の微細な感覚によってチャクラの色、密度、振動などを感じ取る。
7つの主要チャクラ
7つのチャクラは存在している。クラウンチャクラは頭頂にあり、ベースチャクラは会陰にあり、みぞおち、臍下にあり、横隔膜、蝶形骨、胸椎入り口、胸椎出口、横隔膜、骨盤横隔膜レベルに存在する。これらは腹側にある任脈と背側にある督脈の両面に存在する強いエネルギーの帯に強い影響を受けている。これら二つのポイントの脊椎面は主に筋骨格系と陽の不均衡、そして腹側面は器質的、感情的そして陰の不均衡を治療するのに用いる。したがって、チャクラに針治療(クリスタルカラーライト療法でも)する場合腹部と脊椎のポイントを使用するのがよいのが明らかです。ベースチャクラは会陰であるが解剖的位置によって針治療はできないので仙骨―尾骶骨で代用しているが、光治療であれば服の上から会陰照射が可能である。
チャクラ | 脊椎レベル | 脊椎 | 腹部 |
クラウン | Gov20 百会 | Gov20 百会 | |
眉間 | 後頭環椎 | Gov16 風府 | 奇穴の印堂 |
喉 | C7-T1 | Gov14 大椎 | Con22 天突 |
ハート | T6-T7 | Gove10 霊台 |
Con17 膻中 |
太陽神経叢 | T12-L1 | Gov6 脊中 | Con14 巨闕 |
仙骨 | L4-L5 | Gov3 命門 | Con6 気海 |
ベース | 仙骨―尾骶骨 | Gov2 腰兪 | Con2 曲骨 |
主要チャクラとそれらのマイナーチャクラ
7つの主要チャクラはそれぞれ最大22の異なる対応関係がそんざいするが、そのすべてを知ることは重要ではない。各チャクラには腹側及び背側の解剖学的位置にある経穴、サンスクリット語とその解釈、主要チャクラ間の関連、主要チャクラとマイナーチャクラの関連、内分泌腺の関連、臓器との関連そして脊椎レベルとの関連、キーとなる経穴、経絡との関連、スピリチャル現象との関連、筋肉との関連、自律神経系との関連、色彩と音との関連そして開店するボーテックスの数の違いなど実の多岐に渡る。本書の範囲を逸脱するその他のチャクラとの関連には元素、人生の教訓、宝石、エッセンシャルオイル、クリスタル、ハーブ、地球のエネルギー、惑星そして金属が含まれる。
サンスクリット
チャクラはサンスクリット語が用いられている。解釈は以下の通り。
クラウン:サハスラーラ 「千枚の花びら」を意味し、「支えのない住居」も意味する。
眉間:アジナ 「威厳、命令、無制限の力、を意味する。
喉:ビシュダ 「純粋」を意味する。
ハート:アナハタ 「無傷」を意味する。
太陽神経叢:マニピュラ 「宝石の街」を意味する。
仙骨:スヴァディシュターナ 「自己の住処」を意味する。
ベース:ムラダーラ 「泉」を意味する。
主要チャクラ間のカップリング
針治療ではチャクラのカップリングをチャクラ間のエネルギーバランスをとるために使用される。
・クラウンとベースチャクラ
・眉間とベースチャクラ
・喉と仙骨チャクラ
・ハートと太陽神経叢チャクラ
頭にあるクラウンと眉間はともにベースチャクラとカップリングしている。鷲巣の私見であるが頭を使う思考が多い人はベースチャクラのエネルギーが消耗されており、音叉を用いたチャクラのエネルギーチェックでは頭二つのエネルギー低下とベースのエネルギー低下が共に起こっている。
主要チャクラとマイナーチャクラとのカップリング
それぞれの主要チャクラは一つあるいは複数のマイナーチャクラと統合されているため、有用な針治療の組み合わせが可能になる。
・クラウンチャクラは足(有泉)と手(労宮)
・眉間のチャクラは鎖骨と鼠径部のチャクラ
・喉のチャクラは肩と臍のチャクラ
・ハートチャクラは耳と肋間のチャクラ
・太陽神経叢チャクラは秘蔵チャクラ
・仙骨チャクラは脾臓チャクラ
・ベースチャクラは膝と肘チャクラと結合している。
チャクラと内分泌腺
7つの主要チャクラはそれぞれ内分泌腺に関連している。内分泌腺とチャクラの関係は臨床的に最も重要な関連です。内分泌腺は身体の一部であり、神経、血液、リンパそしてエネルギーが身体、エーテル体,感情体に強力な影響を与えるホルモンを分泌させる。
・クラウンチャクラは松果体。
・眉間チャクラは下垂体、視床、視床下部腺
・喉チャクラは甲状腺、副甲状腺
・ハートチャクラは胸腺
・太陽神経叢チャクラは膵臓
・仙骨チャクラは卵巣と睾丸
・ベースチャクラは副腎髄質と副腎皮質に結合している。
関連する臓器
主要チャクラは一つ以上の内臓または身体の一部に関連している。この知識は臨床的に非常に重要である。臓器の器質的不均衡が分かれば治療のための正しいチャクラを選択できるようになる。臓器とチャクラの関係は経絡に沿って存在する。臓器とそれに関連するチャクラは主要な12経絡あるいは奇経八脈に接続されている。
・クラウンチャクラは上部脳と右目
・眉間のチャクラは脳下部、中枢神経系、耳、鼻、左目
・喉のチャクラは肺、気管支、喉,喉頭、咽喉、上部リンパ系、大腸
・ハートチャクラは心臓、血液循環、胸部リンパ循環、迷走神経
・太陽神経叢チャクラは肝臓、胃、脾臓、膵臓、胆嚢、十二指腸、空腸
・仙骨チャクラは生殖器系、下部リンパ,回腸
・ベースチャクラは脊椎全体、腎臓、膀胱に関連している。
チャクラと関連する経絡
主要チャクラは1,2あるいは3つの経絡に関連している。マイナーチャクラは一つの経絡とのみ関連している。これら関連する経絡を知ることは治療するときエネルギーバランスをとるバックアップになる。奇経八脈を構成する経絡も含まれ複雑な慢性疾患で使用される。
・クラウンチャクラは三焦経
・眉間チャクラは胆嚢経(陽維脈)
・喉のチャクラは大腸経および肺経(陽蹻脈)
・ハートチャクラは小腸経と心経(陰維脈)
・太陽神経叢チャクラは肝経、胃経(帯脈)
・仙骨チャクラは脾経、心包経(陰蹻脈)
・ベースチャクラは膀胱経、腎経(任脈、督脈、衝脈)
キーポイント
キーポイントはチャクラのエネルギーセンターを開くために最初に針を打つ経穴である。主要チャクラには二つそしてマイナーチャクラには一つのキーポイントがある。
・クラウンチャクラのキーポイントは外関と関元
・眉間チャクラは三陰交と命門
・喉チャクラは陽谿と気海
・ハートチャクラは極泉と中枢
・太陽神経叢チャクラは陽池と膻中
・仙骨チャクラは曲沢と身柱
・ベースチャクラは下廉と天突
主要チャクラに関連する感情
様々な感情はそれぞれどのチャクラがアンバランスな状態にあるかを特定するのに役立つ診断ツールとして使用できる。チャクラに針治療を行うとセッション中あるいは翌日には感情の開放が達成される。
・クラウンチャクラは憂鬱や恐怖症
・眉間チャクラは怒りや激怒
・喉チャクラは内気、内向的な行動、パラノイア
・ハートチャクラは涙もろさ、不安、憂鬱、無執着
・太陽神経叢チャクラは鬱病、不安症
・仙骨チャクラは羨望、嫉妬、欲望
・ベースチャクラは不安、疑い、恐怖症に関連する。
主要チャクラとスピリチャル
チャクラはスピリチャルな意味合いと関連づけられている。意味合いは純粋に客観的なのもであり、参照によって異なる解釈が与えられている場合がある。各チャクラとのスピリチャルな関係はエネルギーセンターとの本来の繋がりです。何世紀にもわたりエネルギーセンターはヨガや瞑想の実践のみに使われてきました。
・クラウンチャクラは超意識「All that is」
・眉間チャクラは直観
・喉チャクラは表現力
・ハートチャクラは愛
・太陽神経叢チャクラは安定感、制御、地球
・仙骨チャクラは喜びと楽しさ
・ベースチャクラは物質主義と「物理的な地球の平面」に関連している。
次回に続く